NHKでやってる「バリバラ」という番組。
「バリアフリー・バラエティー」の略のようだ。
この番組、いろんな障害者の人が出演していて、
毎週テーマに沿ってトークが交わされる番組。
先日は「精神障害」についての話し合いだった。
ある男性は統合失調症なのだが、
一口に「統合失調症」と言っても人によって症状は様々なので、人から誤解を受けやすい。
なので、自分の病名を自分で付ける、「オリジナル病名制」を提案。
また、別の男性は「双極性障害」らしいが、
電車の優先席について、
精神障害の人は外見からは判断されにくいので、席をゆずってもらえない。
なので、精神的な障害のある人のマークを作って優先席に貼って欲しい。
などなど、いろんな意見が出る。
健常者の私には何言ってるんだかピンと来ないこともあるんだけど、
番組を観ているうちに、なるほどと思う事が多々ある。
この番組、出演者が皆明るいのが特徴。
自分の障害を赤裸々に語って、笑い話にまでしてしまう。
でもって結構、自分勝手なことも言ってる。
違う日の放送では、視覚障害の人が、イケメンの顔を見極めたいから
「イケメン・タッチ許可令」というルールをつくって欲しい・・とか(笑)
以前、手話の勉強をしている私に、
聴覚障害の友人が、
「健聴者も手話くらいできて当たり前よ。できなきゃダメよ」みたいなことを言うので、
思わずムッとしてしまい、
「あんたの耳が聞こえないのはあんたの責任じゃないと思うけど、私の責任でもないわ」と言ってしまった。
喧嘩にこそならなかったけど、「やばいこと言っちゃったかな」と気になっていた。
まあこれも友達同士の普通の会話として、言い合った方がお互いに良かったのかと、
番組を観てて思った。
障害者に対して、「かわいそう」とか「気の毒」とかじゃなくて、ごく普通に
関わることが本当のバリアフリーなんだろうなと思う。
「障害」や「病気」を題材にすると、ついネガティブになりがちだけど、
この番組みたいに笑いとばして、「だってしょうがないじゃん」くらいに開き直って
明るく人生を 過ごしていけるのが一番だね。
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