死にゆく夢

おかしな夢をみた。

ダイビングしてる夢。

ボートの上でガイドの男性と笑い話をしてる。

彼は毎年行く石垣島のダイビングショップのガイド。

彼は筋肉質のカッコイイ体型だけど、昔は100㌔近くある巨漢だったと言う。

それを聞いた私はふんぞり返って大笑いして、その拍子に海へ落ちてしまう。

いつも私はウェイト（重り）をつけないで潜るけど、その時には何故か

鉄板の入った重いベストを着ていた。

足にフィンを着けていなかったので、

水上に向かってキックもできずそのままあっというまに沈んで行った。

ああこんなバカな失敗で私は死ぬんだと思いながら、

やたら透明度の高い、濃紺の海を下へ下へ落ちて行く夢。

目の前にある

ドロップオフの岩壁がとてもリアルだった。

今思えばベストを脱ぎ捨てればよかったのに、

抵抗もせずあきらめの境地。

不思議に呼吸は苦しくなかった。

沈んで行く途中で夢が覚めた。

「落ちる夢」は縁起が良いと聞いたことがあるけど、

「沈んで行く夢」もそうなのかな？

「自分が死にゆく夢」はどうなんだ？